http://www.youtube.com/watch?v=hMZhi_hgRdg
ラッシュライフ。
lash – lush – rash – rush?
正しいタイトルは「Lush Life」で、
歌詞がついている曲の内容は、
「私は鄙びた酒場で呑んだくれの人生を送りたい…
同じような飲んだくれたちとともに、酔いつぶれ朽ち果てるまで」
みたいな感じでまぁ、陰鬱なんですがねw
ここは敢えて、歌なしで。
そして名演として有名なJohn Coltraneのバージョンではなくて、
敢えて、Chet Bakerのバージョンで。
秋も深まってきたことだし、
この如何にも、渋いJazz Barでかかっているような曲を聴きながら
是非とも読んで欲しいのが、
この曲と同名の、伊坂幸太郎さんの短篇連作集。
この小説がまた、いいのです。
「泥棒を生業とする男は新たなカモを物色する。父に自殺された青年は神に憧れる。女性カウンセラーは不倫相手との再婚を企む。職を失い家族に見捨てられた男は野良犬を拾う。幕間には歩くバラバラ死体登場―。並走する四つの物語、交錯する十以上の人生、その果てに待つ意外な未来。不思議な人物、機知に富む会話、先の読めない展開。巧緻な騙し絵のごとき現代の寓話の幕が、今あがる。」(以上、amazonより引用)
むしろ、人生は、ピンチばかり。
むしろ、人生は、弱ったことばかり。
むしろ、人生は、冴えないことばかり。
そんな人生すら、愛しく思えるような一冊なのです。